糖尿病の食事療法

長く続けられる、糖尿病の食事療法をご紹介します。

糖尿病から身を守る!これだけは気をつけたい食事のポイント

糖尿病と診断された場合、必ず食事療法を行いますが、初期の糖尿病はほぼ自覚症状がないため病気と治療に対する危機感を持てず、仕事を始めとした毎日の忙しい生活の中での食事に気を配ることが難しい方が多いようです。

しかしインスリンの働きが低下している糖尿病では、それに見合う食事量をコントロールする必要があります。毎日の生活の中でかかせない食事。今回はどんなに忙しくてもこれだけは気をつけたい食事のポイントをご紹介いたします。

食べる量はどのくらい?

適正エネルギー量は人それぞれ違い、糖尿病の治療ではお医者さんから指示があります。適正エネルギー量を守るために下記の内容に注意しましょう。

・ご飯やパンなどの炭水化物(糖質)を摂り過ぎず、減らしすぎない。

摂り過ぎると肥満になりやすく糖尿病の悪化につながります。また極端に炭水化物を減らしすぎると長続きしにくく、リバウドによる糖尿病の悪化や動脈硬化症のリスクが高くなることが知られています。

・脂質の多い食品を摂り過ぎない。

脂っこい食品や揚げ物やスナック菓子など摂り過ぎていないか確認してみましょう。 また、バターや牛豚肉の油、乳製品やマヨネーズ、ポテトチップスは、飽和脂肪酸という肥満につながりインスリン抵抗性を引き起こしやすい脂肪が含まれており、食べ過ぎは糖尿病の悪化につながります。

・野菜はいろいろとりあわせて300g摂りましょう。

野菜は低カロリーでビタミン・ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにし、満腹感を与える作用や腸内環境を改善する作用も認められています。積極的に摂りたい食品です。

・アルコールに注意する。

アルコールの摂取は主治医の指示に従いましょう。適量摂っていいと言われているならば、日本酒1合、ビール中ビン1本、焼酎2/3合、ウイスキーダブル1杯、ワイングラス2杯程度です。週に1~3回程度の休肝日を設けましょう。

・間食に注意する。

間食は甘いおやつやスナック菓子などの嗜好品には糖分や脂肪分が多く含まれ血糖上昇に注意が必要です。間食に乳製品や果物をとるようにして、食事+間食を1日の適正エネルギーに配慮するといいでしょう。どうしても我慢できない場合は80Kcal以下のものを毎日はさけてとる程度に抑えます。

食べ方で気をつけること

食事は、生きていくために体に必要な栄養を摂取するという目的以外にも、食べ物の味は楽しみの1つです。しかし食べ方によっては本来の目的である栄養素が体の中で発揮できなくなってしまいます。下記の点にも注意していきましょう。

・主食・主菜・副菜をそろえた食事でバランスよく摂取しましょう。

適正エネルギーの範囲内で簡単に身体に必要な栄養素を十分に満たすためには、主食(ごはん・麺類等)・主菜(たんぱく質のおかず)・副菜(野菜料理)をそろえた食事をしましょう。糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル等をまんべんなく摂取することができます。

・1日3食なるべく均一に食べる。

朝食を抜いて1日2食などのまとめ食いは、食事と食事の時間が開き過ぎて体が飢餓状態になることを恐れて、エネルギーをためこもうとします。その状態が続くと太りやすい体質になり糖尿病の悪化を招く原因になります。3食をなるべく平均的に配分して摂りましょう。

糖尿病の食事は、何か特別なものを食べるような難しいことではなく、食べる量と食べ方に注意することで適正エネルギーとバランスのとれた食事にすることができます。ぜひ心がけてみてください。



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